金木犀ゴツ推し女による金木犀プロダクト徹底批評(仮)

私はもう耐えられない。

PCに向き合い、所属していたサークルの運営にどれだけ心血を注いだかをアピールするために所属サークルの内部破綻ぶりを血眼で書き綴る日々に。

説明会だのインターンだのに勤しむ同期を横目に、なんとかしてバイトのシフトしか書き込まれていない純白の手帳を予定で埋めようとする日々に。

大学から止めどなく送られてくるパンフレットやES添削、面接練習の案内を見て見ぬ振りする日々に。

インスタのフィードを関連投稿に塗れないようにするために『これをやっている学生は落ちる!面接で絶対使ってはいけない言葉5選』といった投稿をできるだけ速くスライドする日々に。

耐えられないのだ。正直まだ始まってもいないのにこんなようで大丈夫なのかと自分でも不安だが、リクルートスーツが似合わなすぎる自分にももう嫌気が差している。そして就活が上手くいっている奴の話も聞きたくないのだ。すごいねぇ、ガクチカ「就活」そのものじゃん。私を殺してくれ。

 

ここで一度「自分の書きたい文章(≒おふざけなんのためにもならない文章)」を傑出させておかないと真面目に書かなければいけない文章でふざけ始めてしまう。何せ私は今日に至るまでの21年間ずっと存在がふざけているのだから、逆説的に今が真面目すぎるのだ。採用担当にはその辺を評価していただきたい。

そんなこんなで久方ぶりにはてなブログを立ち上げた訳なのだが、話は変わって私は金木犀がデタラメに好きである。将来家を建てることがあれば金木犀を植えたいし、行く末は金木犀そのものになりたい。そのくらい金木犀が好きなのだ。そこに輪をかけて最近世間も金木犀づいてる気がする。いや、たぶん以前から変わらず根強い人気はあると思うのだが、私がそれに気付いたのが最近というだけで「金木犀づいてる」などと言ってしまった。誠に申し訳ありません。明日会見を開きます。

 

前置きが長くなり過ぎてしまった。とどのつまりこの記事の要旨は「最近買った『金木犀の香り』を冠するプロダクトがどのくらい金木犀なのかを紹介するよ~」である。今までに使用した金木犀プロダクトを

・ほぼ金木犀

・かなり金木犀

・やろうとしていることはわかる

・赦してはやる

・ふざけてんのか?

の5段階で評価していく。評価なんて烏滸がましい言い方をしてしまったが、ここで重点を置いているのは「香り」のみなので性能の善し悪しは一旦置いておいて、「金木犀を感じることができるかどうか」だけを独断と偏見で判定していることを念頭に置いて欲しい。……最近マジで外出てないから題材がこんなもんしかないんよ。ごめんね。

それでは早速

 

・ほぼ金木犀

舞妓夢コロン きんもくせいの香り

秋口に香ってくる金木犀の香りそのものといっても遜色ない。混じり気のないザ・金木犀。本当にありがたい。これで年がら年中金木犀を感じることができる。以前、Twitterで「人がつけてる金木犀の香りの香水が嫌だ」みたいなツイートがバズっているのを見て泣きそうになったが、自分で楽しむ分には許して欲しい…というか正直今でもあんまり気にせずつけている。友人各位は嫌だったらすぐ言ってください。秒速で辞めますんで。

元のパッケージが直でドバドバ出てくるタイプなので私は少量ずつスプレーボトルに詰め替えているが、噴霧した瞬間のアルコール臭?が強く前面に出るので入れ替えるならロールオンタイプのボトルか、入れ替えずに指先にちょっととってつける方がいいかもしれない。

 

・かなり金木犀

①シュシュモア ホットクレンジングジェル〈キンモクセイの香り〉

バイト先でたまたま売っていたので購入。純粋な金木犀のみの調合ではなく、色々なものの香りを感じるが金木犀がしっかり前面に出ている。ありがたい。チューブタイプの割に粘度の高いテクスチャーなので最後の方は顔を真っ赤にしながら絞り出していた。今のところバイト先でしか見ない(しかも数量限定)のだが、ロフトとかに行けばあるのだろうか。

 

KUSCHEL J フレグランスボディミルク エデルドゥフトブリューテ

改めて正式名称を知ってこんな名前だったんだと思っている。ボディミルクなので香り方はかなり優しいのだがしっかり金木犀を感じられる。金木犀そのものというよりはフレグランス用にテコ入れが入った金木犀の香りという感じ。ロフトで買った記憶がある。

 

③AHALO BUTTER ハンド&ボディ モイストクリーム キンモクセイの香り

立ち寄ったドラッグストアで半額になっていたところを購入。香り方は上記のボディミルクとかなり近い。批評とは全く関係ないが、缶入りの割にさらさらしていてなんとなく使いにくかった気がする。半額のものを買っておいて文句を言う。これが消費社会の実情である。

 

④センターイン コンパクト キンモクセイの香り

となりにあったポイント増加キャンペーン対象のミモザの香りを横目に、なんの対象でもないこれを購入。正直あまり期待していなかったのだが意外にも結構しっかり金木犀を感じられる。香り付のナプキンを使ってこない人生だったので使用感は不明なのだが、金木犀とかなんとか関係なく香り付ナプキンに憎悪を抱いている人にはオススメしない。

 

・やろうとしていることはわかる

ビオレ ザフェイス ディープモイスト 金木犀の香り

泡で出てくるタイプの洗顔。仕方ないのだと思うが石けんの香り>>>>>>金木犀という感じがする。「金木犀の香りの製品です」と言われて渡されれば「あ~金木犀ね、わからんでもない」となるレベル。ボトルがちょっとデカいのはなんとかなりませんか。

 

・赦してはやる

Dove ボディウォッシュ ライスファーメント&キンモクセイ

金木犀……金木犀?き、金木犀……?

金木犀要素はかなり薄い。あとライスファーメントて何?「ライスファーメント」で調べても商品情報しか出てこない。怖い。「金木犀の香りを冠する製品あるある」のひとつに「なぜか柑橘系の香りになる」があると勝手に思っているのだが、このあるあるを感じた。きっとライスファーメントの奥に金木犀要素が潜んでいるのだろう。私はライスファーメントの香りがわからないので嗅ぎ分けられない。ライスファーメントてなに?

 

・ふざけてんのか?

ululis ウォーターコンク キンモクセイ

なぜ金木犀を名乗ろうと思った?上記あるあるそのものでしかない。柑橘系の香りだこれは。しかもウルリス自体が人気商品であるために見るレビュー見るレビュー全部「金木犀のいい香り!♡」とか「金木犀の香りの製品の中で1番金木犀っぽい」とかでお前らほんとに金木犀の匂い嗅いだことあるんか?と思ってしまった。ウルリスの他の香りのオイルは使ったことがないのでわからないが、あの、「かき氷のシロップは名乗っている味が違うだけで中身は全部一緒」みたいな商売をしているのではないかとすら思ってしまった。そのくらい金木犀の独特さを感じられなかった。

あとパッケージ使いにくくないですか?なんか場所取るし、デカい割に詰替できるタイプじゃないし、蓋とノズル?の間の余白多すぎるし、プロダクトデザインがなんか性分に合ってなかった気もする。ただオイル自体の使用感はよかったです。常毛先パサパサ民にオススメです。

 

以上になります。なんか自分ではもっといっぱい使ってた気でいたけどリスト化するとそこまでじゃなかった。お付き合いありがとうございました。今後もザカザカ収集しようと思います。それでは、私は目がバキバキの就活生との戦闘に戻ります。戻りたくね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。