4月11日を祝日にしたいファンのライブレポート(岡野昭仁配信LIVE2021「DISPATCHERS」)

やぁ、また会ったなガイズ。

クリスマスぶりのブログ、いったい何を書くんだって?

決まってんだろ…

岡野昭仁配信LIVE2021「DISPATCHERS」のライブレポートだよ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

見ました????見ましたよね????????あの記念すべき、いや現代音楽史が転覆されたライブを見てないなんてことないよね???????この世の音楽がすべて岡野昭仁、ひいてはポルノグラフィティに塗り替えられる未来へのある意味恐怖的な第一歩が踏み出されたライブを……………。

 

さあ書いていくぞ。今回もご多分に漏れず冗長になる予定だ、覚悟しておいてくれ。暇すぎてフローリングであみだくじするしかなくなった時に読むのがマスト。

(なんの配慮のないネタバレもガンガンしていくので円盤化のかすかな希望を信じている人はブラウザバック推奨)

 

前夜

正直、今回のライブは見送ろうとしていた。REUNIONと比べると突発的に発表された感がありなんとなくモチベが上がらなかったし、今考えると完全に杞憂だが昭仁のソロ活動というものに一抹の不安があったのかもしれない。このままポルノから離れていってしまうのではないかと。しかし、そんな私の血液はあるツイートによって急激に沸騰することになる。それは「昭仁がこの曲歌ってくれたらいいな~」という願望が書かれたものだった。………………え????もしかしたら?????昭仁が???????こんなような曲たちを????????歌うかもしれないの????????え?????????もしかしてあたし今、とんでもない損害を被ろうとしている???????歴史が動く瞬間を見逃そうとしている???????

こうしちゃいられないと、ほとんど衝動的にチケットを購入しスッピンでコンビニへ飛び出した。

 

当日

ライブに備え、食料を買い出しに行った先でアゲハ蝶が流れていた。今までポルノの曲がかかっていたことなんてないのに、なんとなく運命的なものを感じた。業スーの店員、マジさんきゅな…………。ただ12月のライブの時よりはだいぶ落ち着いた状態で待機できていた。(前回の錯乱ぶりはこちら

 

ライブ開始

※ここから語彙が地獄になります気をつけろ

1,ROLL/ポルノグラフィティ

・その場で1人で1フレーズずつ録音して重ねていってて、あぁほんとに”ソロ”なんだ…ってなった

・なんの曲で始まるんだ…って思ってたところからのROLLよ…………ほとんどズルよ泣くしかないじゃない………

・原曲でもそうだけど「恐れてたんだ」で全部の音がなくなってスン………ってなったところからの大タメ→ラスサビの流れ何回聞いても鳥肌立つ

・そんで最後の最後で「デデデデーン↘デデデデーン↗」のテーマが来るアレンジ熱すぎる最終回で第1話の台詞が出てくるのと同等の熱さがある

・シンプルに詞が良い……灰色の2020年を思い出して辛くなったけどそんな辛みも昭仁は包んでくれんだよな…………こちら戸籍です…………

・関係ないけどROLLずっとミスチルみがあると思ってんだけど誰にもわかられない

 

2,Zombies are standing out/ポルノグラフィティ

・ゾンビ!?!?!??!!?!アコギ1本で!?!??!?!?!?

・バンドセットでやるからこそかっこいいとか思ってた自分マジ投身しな??????????昭仁には「歌声」っていう100万馬力クソデカマグナム砲があるってこと忘れたんか産道逆走しろ

・初っ端の「ゾンビ」のかすれ具合最高

・「バレット」の発音で打ち抜かれとんねんこっちは

・寝れるか馬鹿

・「割れそうに痛む」の低音

・打って変わってのCメロの穏やかさよ………温度差で鼓膜破ける

・「清らか」↔「焼きつく」歌い方の対比

・軽率にうちらをliving deadにさせんでくれ……………

 

3,愛なき…/ポルノグラフィティ

・あああああああああ愛なき?!?!??!?!?!?

・ポルノのバラードの中で個人的にトップを争っているにも関わらずそんなにライブとかで歌われることがない愛なきを?!??!?!??!ここで?!???!?!?

・本当にありがとうございます…………………もうこの世に未練はない……………

・「クあんじょうさえ」とか「深と潜む部屋ぁ……」とかの湿度の高さに悶えるしかない

・かと思ったらBメロで霧が晴れたかのような爽やかさよ死ぬど

・「きみはスナァ…」の砂感と「僕はあま↑みず」のスッと跳躍する感じ大好き…

・「遠いそrrらは」の巻き舌「時間止めた→↘」

・CメロのSっ気はあれは何なんですかね1番のBメロで崩れそうになって女の子に抱きしめられとったのに

・昭仁の「エナジー」とかの曲中の英語の歌い方全部好き

・アウトロ泣く

・曲中での湿度の高低はあるけど通底する若干のエロさがただのラブソングたらしめないところが私はめちゃくちゃ愛ですなのでもっとライブで歌ってよできればマイクスタンドに縋り付く感じで歌ってくれ

・てか「foo?」がほぼタメってなにごと????

 

4,白日/King Gnu

・おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいこれポルノの曲やったんか????????

・高音綺麗すぎ特に「今の僕には」からをキー下げずに歌うのもはや狂気でしかないけどそれをぶれずに歌いきれるのが昭仁が強すぎる所以だし、この裏声と地声の境目みたいなギリギリの高音を主食にして私は生きてる

・「きっと」の揺れ?ビブラート?だいすこ…

・曲通しての「ンま゛っさrrらに」っていう歌い方

・滑舌の良さが限界突破してる昭仁による、切れ味の鋭すぎるサビ。単語と単語の間にスラッシュが聞こえる聞きやすすぎ

・マイクのコードを振り払ってからのがなるようなCメロイケすぎてて目眩した

・「聞き流してくれ」の吐き捨てるような感じと手の振り最高

・「誰にでもオ!!あ゛るよなぁ!!!」

・昭仁ですら1年練習したってんだから聞きかじった程度の一般人はもう歌うな傷を負うだけだ

 

5,優しさ/藤井風

・絶対「何なんw」やと思うやん藤井風と昭仁の方言の親和性はもう自明なんやからさ、しかしあえてそこにはいかずバリバリのドストレートバラード殺傷能力が高すぎるよ

・「木陰でエっ⤴」

・突き抜けるシャウト?フェイク?良…………

・「わたし」の密度の高さ

・「置き去りにした愛情を」からの歌声優しすぎて…昭仁は「藤井風の『優しさ』」じゃなくて「優しさ」という概念を歌っていたんだ…………エウレカ………………

・優しすぎるCメロからのシャウトの力強さよ脳溶けるっていい加減にしてくれ

・ほとんどのカバーされた曲が昭仁の歌声に侵食される中、優しさだけはまだ藤井風が存在していた。踏ん張ってた。昭仁もやべえけど藤井風もめちゃくちゃやべえ

 

6,One more time,On more chance/山崎まさよし

・何これめっちゃ良い歌……………(再確認)

・レギュラーの昭仁の歌い方が割とパキパキした感じなのに「ワァン、モアタイム…」みたいにふわっふわの歌声も出してくるもんだから心臓もたないのよ

・かと思えば「夏の思い出がまわる ふいに消えた鼓動」の力強さ死

・「できないことは もう何もない すべてかけて抱きしめてみせるよ」の説得力エグいなんとしてでも「君」見つけ出しそう

・「ぃ言えなかった好きという言葉も」

・ラスサビ「命が繰り返すならば」からのとこ一途さとか必死さとか痛々しさとかがぶわぁってなって泣きそうになったてか泣いた。こんな経験1ミリもしたことないけど。うわ出たよ昭仁の「ない記憶」を呼び起こさせる能力。俺がまさよしだ……

 

7,空も飛べるはず/スピッツ

・急な屋外で笑ってしまった。超桜満開じゃん良い景色~

・カバー返しなのか……スピッツのアポロ俄然聞きたいが……

・「恐れてぇ↘」「色あせながらァ↘」

・「出ェ会ァった」と「この胸に溢れてる」の力の入り方

空も飛べるはずってクソポジティブラブソングだと思ってたけどまあまあ外界になんらかの生きづらさ感じてそうでちょっとネガティブな感じがはいってるのめちゃよくないか?

・外で歌ったことあんまないとか言よったのに屋外のコツ教えてくれたんは何見栄張ったん?ぎゃわじゃん……

 

8,Aokage/ポルノグラフィティ

・今までも聞いてたのに、特に強く感慨を感じたことはなかったんだけどなんか昭仁が郷愁感じるとか言うから感受性研ぎ澄まされてもうてだーだー泣いた

因島と自分の地元、同じ島とはいえセレブリティは全然違うのにもう歌詞が故郷の風景思い起こさせてめちゃくちゃ実家帰りたくなった。小春日和の潮風の感じとか放課後に夕焼けの中波止の上歩いてたこととかさぁ………思い出しちゃって…………

・シンプルにアコギとの親和性高すぎ泣くて

・詞の内容も歌ってる場所も昭仁の歌も相まってすげえ穏やかで浄化される音がした

・歌詞、文字にしたら「待ってくれよ」が「待ってくれよ!」なのなんかかわいい

 

9,旅せよ若人/Fairlife

・曲前のMCの「でてきたけぇね?」がぎゃわすぎた

・知らない歌やったけどめちゃくちゃ良い歌やな…………完全に滞留してるとこに刺さる……そんで泣きメロじゃない…………

・「出かけよ↗↘↗↘」好き

・サビ終わりの開放感

・「この目で今 確かめたい 鳥の羽ばたきを」て歌詞シンプルに好き。綺麗

・若さ故の不安感とかそれでも新しいことに対する一縷の希望とかわくわく感みたいなのがあって名曲

 

10,ワインレッドの心/安全地帯

・歌神の昭仁が歌神と崇める玉置浩二やばすぎじゃん………

・私は昭仁の低音もめっちゃ大好きよ(クソ雑魚語彙力)「この夜も」のとことかさ

・全体的に悔恨があってなんか疲れた大人の色気みたいのもあって未成年(残り約5ヶ月)に早かったかもしんないちょっとこれはもうほとんどアルコール

 

11,だから僕は音楽を辞めた/ヨルシカ

・成熟した大人から一気に青臭い思春期に昭仁は人生やったんか……

・見た目カルピスのCMに使われてそうなバリバリの激爽やかソングやのに内容おっも

・ここでも昭仁の滑舌の良さが爆発しとんのよ。なんでこんな言葉数が多すぎる歌が聞き取りやすいなんてことがあるんだよ

・もういろんな経験して十分成熟してるはずの昭仁がなんでこんなつつかれたら崩れそうな不安定な若者の気持ちを代弁できんの…………あたし怖いわよ………

・「あんたのせいだ」って刺すような歌い方良いほんまごめんマジであたしのせいごめんな………………

・ギター1本になるとこかっけすぎ

・最後の「ど↑でもいいんだ」

・昭仁の表現力のなせる技でめっちゃ音楽辞めそうな感じしとるけどそれとはまったく別問題としてこいつ絶対音楽辞めない

 

12,丸の内サディスティック/椎名林檎

・曲紹介のときリアルに叫んでしまったいやアーカイブ見てたときも毎回叫んでたな

・まずアレンジおしゃすぎる

・「ン報酬は」って入りからして良すぎるということが確定したいや知ってたけど

・「rrrりっけん」「rrrr領収書」巻き舌のオンパレード眼福?耳福???????どっちにせよ幸です………………………

・「もってない⤴」昭仁の「ない」の言い方愛好会会長兼会員番号1番の私が通りますよ心臓が保たん

・「だけ↘↗」っていう揺れ方

・「結婚」のけの音程が聞き慣れとる感じと違った気がする。なんかより耳に付いたからあああああたしと結婚しよう!!!!!!!!!!ってなった

・「毎晩siんぐで」からの「ゆ↘う↗ぎ」の強めの高低最高

・「ンエあおかん」の最初の引っかけかた

・アウトロ

・全体的にエロすぎる最後の方もう立っとるだけでどぎまぎしてしまった勘弁してくれ

・関係ないけどキー変更が自分が歌うときと一緒で嬉しくなったどうでもいいね

 

13,真夜中のドア~stay with me~/松原みき

・おあああああシティポップだいすきぃ……………

・「あ゛いかわらず」と若干粘度のある「なのね」

・昭仁の女性的な言葉遣いの曲ジャンキーの心が満たされる曲選スタッフ天才か?

・「口癖を言いながら」の「言いながら」タメ

・ギターソロエモすぎ

・ラスサビ「たた↑き」

・この女勢いでドアたたき壊しそうやし、そこまでいかずとも拳から血が出るまで殴りつけてそう。あと帰らないでとしくしく泣くんじゃなくて号泣してそう

 

14,未来予想図Ⅱ/DREAMS COME TRUE

・なんかMCで性別違うから歌ったことなかったみたいなこと言よったけど、ここまで女性の曲歌い上げてきたやつが何を言っても1ミリも謙遜になってないんよ

・こんなに幸福感に満ちた未来予想図ある???

・初っ端の「卒業してから」が吉田美和も腰抜かすレベルのパワフルさで一般視聴者・私も腰抜かした

・「なんねん」とかの「ん」の言い方が完全に口閉じた「ん」じゃなくて「ふ」に近いのマジ愛すぎるんだが

・ふたりでいられて幸せってだけじゃなくてこれからもふたりでガンガン未来切り開いていこうぜ感があって最高…………

 

15,Shaft of Light/岡野昭仁,辻村有紀

・新曲~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

・我氏MICROWAVEみのある打ち込みの感じとか浮遊感のあるサウンド大好き侍……………

・サビ前スンッ………からのサビの開放感で体溶ける

・たたみかけるサビも大好き侍…………

・「泳げば」の歌い方ほんとに揺れたフォントの文字が見えるやばい

・Cメロの「answer」で絶叫した同志私だけじゃないよね?????(虚空への問いかけ)

・軽率に大名曲出すなよほんと………………

・良い意味でポルノっぽくなくてソロ活動の「歌を抱えて歩いて行く」っていうバチボコ素敵テーマにぴったりやなって思った

 

16,光あれ/岡野昭仁

・夜明けみたいなイントロ好き

・「光あれ」の強さよ…………昭仁が光あれってんだからもうそこには光あるよ……………

・スン……………からのサビ前ブレス良すぎ

・歌詞に出てくる「叫べ」とか「声が嗄れるほどに」とか「強烈な声で」とかもう昭仁のためにある言葉としか思えんのよ。説得力がありすぎる

・クソカスウイルスのせいで先行きが見えなくなった、てかもう体感的にはほとんどなくなったところに祈りのような決意のような感じで歌ってくれて私は勝手に勇気づけられたよ……………ありがとう昭仁…………ありがとうスペシャの人……………

 

さてここまでがライブの概観だ。ちなみに今5849文字だ。まだ読む元気ある?もうちょっとだけ付き合ってくんない?あ付き合ってくれる?ありがとう

 

2021年4月11日、KingGnuもスピッツもドリカムも、すべては岡野昭仁の歌声に染められた。この世のすべての音楽は岡野昭仁に歌われたか/歌われてないかに分かたれたのである。こんな記念すべき、もしくは音楽史の転換点として記録すべき日がほかにあるだろうか。答えは否、だ。そんなような理由で私はこの日を祝日にしたい。土日に吸収されたら振替休日になるタイプの祝日に。全人類で祝いたい、4月11日を。

 

そう思わせるくらいこの配信ライブは素晴らしかった。カバー曲は昭仁の原曲に対するリスペクトと理解→分解→再構築の流れが完全になされていた。何??昭仁って錬金術師やったん???歌の錬金術師???ウタレン?????

 

そして当初私が抱いていた昭仁がポルノから離れていってしまうのではないかという懸念は昭仁の「ソロ活動での経験はポルノに還元する」という言葉にあっけなく打ち砕かれた。そりゃ私は昭仁単体でももちろん好きだし晴一単体でもめちゃくちゃ愛だけど、やっぱり2人揃ったポルノグラフィティがマジでBIG LOVEなのよ……………………うわ口に出したらしんどくなってきた………………何落としたの情緒ッ(きゅんですのリズムで)………………

 

はい。さすがにもうこの辺で終わろうと思う。ここまで読んでくれた君は優しすぎるよ。あと忍耐力が化け物です。その徳の高さから来世は金持ちの家の飼い猫になります。

最後はアーカイブを聴きまくって増殖したお気持ちたちの画像でお別れしよう。

それではアデュ。

f:id:panjandrumr:20210416181511j:plain